記憶の残滓アート
蜜猫の共感覚アート「記憶の残滓」シリーズをまとめたコレクションです。
瞬間記憶に焼き付いた、意味づけのない欠片たち――
蜜猫の共感覚アート「記憶の残滓」シリーズをまとめたコレクションです。
瞬間記憶に焼き付いた、意味づけのない欠片たち――
ある刺激から「本来とは別の感覚」が引き起こされる、生まれ持った感性のことです。
私は幼少期から、音や香り、人の心の動きなどが「色や光」として見える感覚を持っていました。これはボードレールやゴッホ、ムンクといった芸術家たちにも見られた知覚現象(シナスタジア)であり、私にとっては、目に見える世界をありのままに捉えるための「写実的な視点」でもあります。
「記憶の残滓(ざんし)」は、共感覚と「瞬間記憶」の特性を活かして制作された一点もののアートシリーズです。
瞬間記憶とは、目にした光景を写真のように一瞬で記録する特性のこと。私はその記憶の中に刻み込まれた「色の残像」を頼りに筆を走らせます。
音や気配、心の揺れ、その場の温度……。その瞬間にしか存在しなかった「感覚の残り香」を、色としてキャンバスに定着させています。
私にとっての「瞬間記憶」とは、目の前の光景を写真のように一瞬で脳内に記録する特性のことです。
しかし、私の中に刻まれた鮮烈な記憶は、いつまでもそのまま留めておくことができません。定期的に「色」としてアウトプットしなければ、膨大な感覚情報が蓄積し、私自身のバランスを保つことが難しくなってしまうからです。そのため、このシリーズは私にとっての「表現」であると同時に、日々の感覚を整え、健やかに保つための切実なプロセスでもあります。意図や作為を挟まず、その瞬間に感じた純粋な「残り香」をそのまま写し取った作品たちが、手にとってくださる方の感性と深く響き合うことを願っています。
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